2015プロ野球トライアウト結果まとめ!成績の良かった選手は?

11月10日にプロ野球2015年合同トライアウトが静岡で開催されました。今年は何と1回きりです。結果が出た選手もいれば、出なかった選手もいましたが、必ずしも結果だけで球団から声がかかるわけではありません。

過去にはトライアウトの最後の打席で本塁打を放っても声がかからなかった選手もいます。あくまで、将来性か即戦力、どちらかを兼ね備えている必要があり、必ずしもトライアウトの結果だけでは判断されません。20歳代前半~中盤であれば将来性があり、30歳を超えていたら即戦力と判断されなければ厳しいとされています。

ではまず、2015年合同トライアウトの出場した選手と結果を見ていきたいと思います。

2016年はこちら、2016トライアウト結果と参加者の成績一覧!MAX148キロを投げたのは?をご覧ください。

2015トライアウト受験者と結果

投手33名

ソフトバンク3名

日高 亮 25歳 林崎四球  佐藤二塁ゴロ 山本シート頃 MAX141キロ。貴重な左腕ですが。四球が余分でしたね。やはりコントロールが課題。

中村 恵吾 26歳 原死球 中村ショートフライ 白根センター前ヒット MAX136キロ。正直、特徴がなく厳しいですね。

北方 悠誠 21歳 中村四球 白根センターフライ 角ライト前ヒット MAX147キロ。ここでも課題だったコントロールの悪さが目立ちましため。

日本ハム2名

河野 秀数 27歳 藤沢二塁ゴロ 田上三振 林崎レフトフライ。MAX139キロ。結果は良かったですが、ストレートに魅力があまりないですね。

森内 壽春 30歳 林崎三振 佐藤貴センター前ヒット 山本ライトフライ。MAX140キロ。社会人時代には完全試合を達成しましたが、即戦力は厳しいですかね。

ロッテ3名

中後 悠平 26歳 大平死球 佐藤賢四球 原四球。MAX146キロ。一軍で実績がありますがプレッシャー負けですね。イップスと思ってしまう位荒れてますね。厳しいでしょうか。

上野 大樹 29歳 原レフト前ヒット 中村ライト前ヒット 白根右中間三塁打。MAX143キロ。これは諦めが付く内容ですね。厳しそうです。

矢地 健人 27歳 佐藤貴センター前ヒット 山本三塁ゴロ 渡辺レフト前ヒット。MAX139キロ。 上野選手同様に厳しいですね。

西武1名

田中 靖洋 28歳 田上遊撃ゴロ 林崎一塁ゴロ 佐藤貴レフトオーバー二塁打。MAX146キロ。ストレートの勢いはだいぶあったようです。まだまだ中継ぎでいけるか?

オリックス3名

柴田健斗 26歳 中村投手ゴロ 白根遊撃手ゴロ 角三振。MAX144キロ。見せ場は作れましたが、支配下登録はされたことがなく即戦力とは判断されないか。

榊原 諒 30歳 三家四球 藤沢センターフライ 田上二塁ゴロ。MAX133キロ。2010年の新人王ですが、ストレートに力がありませんでした。

前田 祐二 29歳 大平二塁ゴロ 佐藤賢三振 原レフトフライ。MAX134キロ。貴重な左腕ですが、ストレートの力はないですね。2014年から一軍登板なしです。

楽天2名

上園 啓史 31歳 山本遊撃ゴロエラー 渡辺三塁ゴロ 三家一塁ゴロ。MAX140キロ。2007年の新人王。まとめてきましたが、年齢を考えてもこのストレートでは厳しいか。

藤江 均 29歳 白根左中間二塁打 角三振 鵜久森センターフライ。MAX135キロ。昨年に引き続き登場。成功事例としてバースデーにも取り上げられましたが今年はキビいでしょうか。

ヤクルト3名

江村 将也 28歳 中村三振 白根ライトフライ 角一塁フライ。MAX142キロ。貴重な左腕。まだまだできそうですが、もう少し分ければといったところでしょうか。

大場 達也 26歳 佐藤賢レフトフライ 原四球 中村三振。MAX146キロ。まだ若いですし、可能性がありそうですね。

金伏 ウーゴ 26歳 白根一塁フライ 角二塁ゴロ 鵜久森レフトフライ。MAX143キロ。ストレートは力があったようで白根も詰まらされていました。

阪神3名

加藤 康介 37歳 藤沢三振 田上二塁ゴロ 林崎センターフライ。MAX131キロ。さすがの投球術ですが、若返り目指す球団が多く需要はないでしょうかね。

玉置 隆 29歳 佐藤賢三振 原三塁ゴロ 中村二塁ゴロ。MAX141キロ。もう少し分ければ可能性があったかもしれませんが、インパクトは薄いですよね。

藤原 正典 27歳 三家三振 藤沢ライトフライ 田上三振。MAX136キロ。貴重な左腕。投球術は良かったですね。ワンポイントでいけそうです。

広島1名

池ノ内 亮介 27歳 林崎ライトオーバー二塁打 佐藤貴二塁ゴロ 山本レフト前ヒット。MAX130キロ。正直、厳しい内容です。

中日1名

山内 壮馬 30歳 投手ゴロ センターフライ 四球。MAX139キロ。3年前は先発の一角を担い二桁勝利を挙げていたのですが。実績を評価されるか。

DeNA4名

加賀美 希昇 27歳 山本センターフライ 渡辺三振 三家四球。MAX143キロ。まだまだ需要がありそうですが、コントロールが課題でしょうか。

大田 阿斗里 26歳 渡辺三振 三家レフトフライ 藤沢三振。MAX143キロ。DeNA帝京OB未完の大器第1号ですね。コントロールが安定すれば力はあるのですが。

土屋 健二 25歳 渡辺遊撃ゴロ 三家レフトフライ 鵜久森二塁ゴロ。MAX131キロ。厳しいですね。

今井 金太 21歳 大平投手ゴロ 田上センター前ヒット 林崎三振。MAX141キロ。まだ若いですが、もう少しストレートに力がほしいですね。

BCリークなど7名

甲斐 拓哉 24歳 角センターオーバー二塁打 鵜久森左中間二塁打 大平左中間二塁打。今回、最も打たれた選手です。厳しいですね。

正田 樹 34歳 佐藤貴投手ゴロ 山本三振 渡辺三振。MAX139キロ。甲子園優勝投手。流石の投球術。あと5歳若ければ声が確実にかかっていたと思います。

雨宮 敬 28歳 角四球 鵜久森ヒット 大平左中間二塁打。MAX138キロ。特に目立ったところはなく、厳しいですね。

西村 憲 29歳 鵜久森一塁フライ 大平三振 佐藤賢三振。BCリーグで防御率0.00だったようで、今日も良い投球術をみせていましたね。

塚田 晃平 26歳 鵜久森三振 大平三振 佐藤賢三振。MAX134キロ。唯一の三者三振です。コントロールの良さと変化球のキレをアピールできましたね。

菊池 和正 33歳 田上三振 林崎ライト前ヒット 佐藤貴右中間二塁打。MAX137キロ。打ち込まれましたね。厳しそうですね。

伊藤 拓郎 22歳 藤沢三振 佐藤ライトフライ 原三塁ゴロ。大田選手に次ぐ、DeNA帝京OB未完の大器第2号ですね。ストレートをもっとアピールしてほしかったですね。

*巨人0名

正田選手は意地をみせた感じでしたね。BCリーグの塚田、西村投手はナイスピッチングでした。あとはヤクルト勢の投手陣は良かったですね。三投手とも可能性がありそうです。そしてベストピッチは阪神の藤原投手ですかね。貴重なワンポイントリリーフとしての需要が高そうです。

個人的に期待していた帝京コンビ。DeNAは帝京で低学年の時にはよかったけど、高学年で伸び悩み選手を獲得しますが、結局のびないパターンが続きました。今回も、声がかかるのはちょっと厳しそうな印象です。やっぱり制球力がないと厳しいですね。

野手14名結果

捕手1名 

原 大輝 27歳 4打数1安打 三塁ゴロ 死球 四球 レフト前ヒット レフトフライ 三塁ゴロ

内野手7名 

広島 三家 和真 22歳 5打数0安打 レフトフライ レフトフライ 三振 四球 センターフライ 四球 一塁ゴロ

中日 藤沢 拓斗 25歳 6打数0安打 三振 三振 ライトフライ ライトフライ 四球 センターフライ 三振

ソフトバンク 白根 尚貴 22歳 7打数3安打 センターフライ センター前ヒット 遊撃ゴロ 一塁フライ 右中間三塁打 ライトフライ 左中間二塁打

日本ハム 大平 成一 26歳 6打数2安打 投手ゴロ 左中間二塁打 三振 死球 左中間二塁打 三振 二塁ゴロ

ロッテ 角 晃多 24歳 投手ゴロ 6打数2安打 ライト前ヒット センターオーバー二塁打 三振 二塁ゴロ 四球 一塁フライ

西武 林崎 遼 27歳 6打数2安打 四球 ライトオ―バー二塁打 レフトフライ 一塁ゴロ 三振 センターフライ ライト前ヒット

オリックス 山本 和作 29歳 7打数1安打 ライトフライ 三振 遊撃ゴロ レフト前ヒット 三塁ゴロ センターフライ 遊撃ゴロ

外野手6名

ヤクルト 佐藤 貴規 22歳 7打数4安打 セカンドゴロ セカンドゴロ センター前二塁打 レフトオーバー二塁打 センター前ヒット 投手ゴロ 右中間二塁打 

阪神 田上 健一 27歳 7打数1安打 センター前ヒット 三振 三振 遊撃ゴロ 二塁ゴロ 二塁ゴロ 三振

日本ハム 鵜久森 淳志 28歳 7打数2安打 二塁ゴロ 左中間二塁打 三振 レフトフライ ライト前ヒット 一塁フライ

日本ハム佐藤 賢治 27歳 6打数0安打 ライトフライ 三振 四球 レフトフライ 三振 三振 三振

巨人 渡辺 貴洋 23歳 7打数1安打 遊撃ゴロ 三振 レフト前ヒット 三振 投手ゴロ 三振 三塁ゴロ

広島 中村 憲 26歳 5打数1安打 遊撃フライ 三振 ライト前ヒット 三振 二塁ゴロ 投手ゴロ 四球

野手は佐藤貴選手と白根選手が目立ちましたね。佐藤選手は、由規選手の弟です。今回は足とバッティングをアピールできたようです。まだ若いので声がかかりそうですね。

白根選手は、ドラフト生中継特番の時に、特集されていたのを思い出します。たしか、母子家庭だったような。しかしソフトバンクの3軍で鍛えられただけあって良いパンチしていました。阪神が目をつけているという報道もありましが、楽天あたりが良さそうな気がしますね。まだまだ頑張ってもらいたいです。

あとは鵜久森選手と林崎選手。この2人は一軍でも実績があるし、まだまだ若いのでどこかに獲得してもらいたいですね!

各球団のトライアウト後の反応

ヤクルト 藤原投手が特に良かったようです。左が不足していますから、声がかかる可能性が高いです。

西武、楽天、ロッテも藤原に目を付けています。

阪神 白根選手は振れる選手のテーマに合っていますね。かなり熱視線を送っていたようです。

追記11/18

結果的に連絡(合格したのは)があったのは白根選手(DeNA)、鵜久森選手(ヤクルト)、山内投手(楽天)だったようです。山内投手はテストも並行して受けており、それで合格した模様です。4安打の佐藤選手には連絡が来なかったそうです。

合格者についての詳細はこちらの記事をご覧になってください。2015プロ野球トライアウトで合格し契約をできた3名の選手とは?

2016年はこちら、2016トライアウト結果と参加者の成績一覧!MAX148キロを投げたのは?をご覧ください。