あさが来た炭鉱はどうなる?原作では以外な結末!ネタバレ注意。

こちらの記事は感想が中心ですが、一部ネタバレになる可能性がありますので、ドラマや小説の先を知りたくない方は読まないでください。

さて、あさが来たは回数を増すごとに面白味を増していきますね。あさと新次郎の関係も奥深いものになってきている様子が伺えます。

しかしあさが1人で九州の炭鉱に行くと言い始めた時には、本当にびっくりぽんでしたね。今でこそ女性が1人で海外などに行く時代になりましたが、この時代にはお家を離れて、大阪から九州まで、しかも炭鉱の商売のためなどということは、誰も考えたことのないことだったのでしょう。

しかしそれ程まであさは、鹿野屋の未来について真剣に考えていたということなのです。では炭鉱の商いがスタートし、そしてこれからどのようになっていくのかを原作をもとに考えていきます。

炭鉱に行くまでの実際

原作の土佐堀川では炭鉱を買う資金に、あさ自身の嫁入り道具であった持参金や婚礼道具などを換金してお金を作ったと書かれています。すごいですよね。また、本当に窮地に立たされれており、1つの判断を間違えれば、山王寺屋と同じ運命を辿っていたことになります。

ドラマでは新次郎の世話役にお琴の先生である、美和を妾にするように懇願するシーンがありましたが、原作ではあさの世話役のうめが“関係”を持つことになります。これはあさが了承したものでした。

ドラマと原作ではこの世話人のうめの立ち位置は異なっており、うめはだいぶ年上として描かれていますが、原作ではあさより少し年上として描かれています。

あさはなかなか子宝に恵まれず、うめが代理母という立場になるそうです。ちなみに原作ではうめではなく小藤という名前です。

小藤が新次郎と関係を持つシーンは、少々胸が苦しくなります。あさにというよりも、純粋な小藤に対してですねドラマのふゆのようなイメージの方が強いです。

炭鉱に行ってからの実際

実際の炭鉱は九州の築豊炭鉱(福岡県)です。この地域は1960年まであ炭鉱の町として非常に栄えますが、それ以降、エネルギー源の点換期を迎えて衰退していきます。余談ですが、現在筑豊の地域は1960年代と比べて、人口が半分になってしまったようで。しかし、およそ100年もの間、あさが切り拓いていった炭鉱による商いで栄えたということになります。

さて話を戻しますが、この炭鉱はどうなっていくのか?という点が気になりますよね。やっと炭鉱の坑夫が協力的になり作業が開始されました。原作では坑夫のやる気を出すために、賞与を与えたりしていました。賞与をモチベーションに仕事を頑張ってもらうという試みはこの時代では新しい試みだったのだと思います。

炭鉱の結末

順調に進んでいた炭鉱の商いでしたが、ある時に嬉しい“事件”が起こります。

九州と大阪の往復を繰り返していたあさが、何と妊娠をしたのです。そして亀子と言う女の子が生まれます。この時、明治4年です。それでもあさの多忙な生活は変わらず、炭鉱と平行して銀行にも着手しようとしていました。

しかしそんなときに、今度は本当の“事件”が起こります。

何と、炭鉱が爆発して炎上してしまったのです。被害は15名もの死者を出すことになります。あさはすぐさま九州へ向かい、賠償と原因解明の乗り出しました。警察は作業の雑さを原因にあげていましたが、あさはこれは故意に爆発されたものだと考え、ある人物を疑っていました。

11月14日放送のドラマでも、1人坑夫で怪しい人物がいたと思うのですが、多分あの人物が今後、波乱を巻き起こす可能性があります。

この原因究明は詳しくはされないのですが、鉱山は何年もかけて規模が多くなっていき、また技術も向上し、商いとして成功をおさめることになります。