
2015年10月3日-4日青森県十和田市で行われたB1グランプリが終わりましたね。
参加団体は33都道府県から62団体、ボランティアは5000人、来場者は33万人にまでのぼったそうです。
十和田市は人口63000人程度ですから、人口の約5倍にもあたる人達が街に訪れたことになりますね。ちなにも今回は第10回大会だったのですが、過去最小規模の都市での開催だったようです。
しかし町おこしとしては最高の企画ですよね。B1グランプリの人気、恐るべしです。
グランプリは勝浦タンタンメン
優勝は千葉県勝浦市の勝浦タンタンメンでした。正確な登録名は勝浦タンタン船団です。二位は長崎県対馬市のつしまとんちゃん部隊でした。勝浦タンタン船団は前回大会では二位だったので、悲願の優勝でした。
参考までに。どのように採点されているのかというと、来場者がおいしかったと思うメニューに箸で投票していき、その箸の重さで採点されたようです。勝浦タンタン船団は1万8140g、二位のつしまとんちゃん舞台は約1万5600gで、二位に2000gの差をつけての優勝でした。以下10位までの一覧です。
B1グランプリ2015結果一覧
ゴールドグランプリ 千葉県勝浦市 熱血!!勝浦タンタン麺船団

勝浦タンタンメンは普通のタンタンメンとは違います。スープがゴマベースではなく、しょうゆベースでラー油が多く使われているのが特徴です。もともとは漁師の冷えた身体を温めるために海女さん達が考えたメニューのようです。
準優勝 シルバーグランプリ 長崎県対馬市 対馬とんちゃん部隊

在日韓国人が伝えた焼き肉を、地元の精肉店の方々がアレンジを加えたのが発祥のようです。豚のロース肉をしょうゆ、みそべーすのたれで焼き上げます。国境の島ならではの料理ですね。
第3位 ブロンズグランプリ 三重県津市 津ぎょうざ小学校

写真だとイメージが湧きずらいのですが、こらの餃子15cm程あります。ビックあげ餃子です。だいたい1個300円位で食べられるようです。発祥は学校の給食のメニューで、町おこしの一環としてPRされています。
第4位 愛媛県今治市 今治焼豚玉子飯世界普及委員会

スライスした焼豚に目玉焼きがのり、甘いたれがかかっています。市内の中華料理屋、五番閣のまかない料理として50年間に生まれました。こちらの五番閣は現在閉店してしまっていますが、各店に引き継がれています。もともとは調理人にが手早く栄養摂取をするためのメニューとして考案されました。
第5位 福岡県田川市 田川ホルモン喰楽歩

炭鉱で働く人々に人気だったホルモン鍋です。焼肉のたれで味付けをしたホルモン、ニラ、玉ねぎなどの具材を鉄板で炒めて煮るのですが、こちらの鉄板は真ん中がくぼみになっています。
第6位 兵庫県明石市 あかし玉子焼ひろめ隊

たこ焼きの玉子焼きバージョンですね。味の特徴としては、卵をたっぷりおかつお、昆布だしで焼いていきます。一口サイズ名なのでいくらでも食べられそうですね。
第7位 青森県黒石市 黒石つゆやきそばHAPPY麺恋゛ジャー

昭和30年代に生まれた料理です。やきそばにつゆをかけちゃいます。黒岩やきそばはうどんに近い太麺で、ウスターソースベースのソースをからませます。それにだしの利いたつゆをかけて食べるのが黒岩つゆやきそばです。
第8位 島根県出雲市 出雲ぜんざい学会

出雲大社がある出雲。実はぜんざいは出雲が発祥の地なのです。出雲大社で食べるぜんざいは何か風情を感じさせてくれそうです。
第9位 神奈川県三崎市 三崎まぐろラーメンズ

マグロラーメンも漁師飯として50年前位に発祥しました。しかし漁業が衰退するにつれてこちらもあまり見かけなくなったようですが、最近復活してきたようです。ダシから具までマグロです。
第10位 三重県松坂市 Do it!松阪鶏焼き肉隊

昭和40年代位から食べられている料理です。庶民は松坂牛よりも鳥を食べるそうです。特徴としては赤味噌のみそだれで網焼きにします。松坂では昔から赤みそを料理に使うことが多いそうです。
いかがでしたか?今回も例年ランクインしている団体が多かったように思われます。優勝は勝浦タンタンメンでしたが、他にも魅力的な料理がたくさんありましたね。機会があれば、詳しい料理紹介をできればと思います。