先日から片岡愛之助の同棲や破局報道がメディアを賑わせていますが、ご贔屓筋次第と言う言葉をよく目にします。この“ご贔屓筋”、一体どのような経緯で出てきたのでしょうか?読み方はごひいきすじです。

[ad#co-1]

まず、片岡愛之助は藤原紀香との同棲報道がされ、その報道からの元々の関係であった熊切あさみとは破局したのか?という話があがっています。2013年からお付き合いされ、一度は破局を迎えたものの、歌舞伎座に差し入れをしたり姿が目撃されているようです。熊切あさみは今回の報道を否定していますが、結婚しない理由にどうやらこの“ご贔屓筋”が絡んでいるようです。

ご贔屓筋=A patron

ご贔屓筋とは簡単に言うと、ひいきを頂いている方なのですが、英語では、“A patron”と言います。そうですパトロンです。こう言うと少しイメージしやすいかしれませんが、即ち、いろいろ援助して下さる大事な方々のことを指します。

歌舞伎界では、後援会でも年会費を支払い、各公演に足を運だんりすると、相当な額になることが分かります。以下は歌舞伎役者の後援会費と公演費の参考データーになります。ただ調べたところ、片岡愛之助の後援会ページがなぜがweb上で削除されていたようなので、参考までに中村官九郎の後援会費です。

入会金 5000円

年会費 18000円

なかなか高いですね。ちなみにMr.childrenのファンクラブの年会費は3000円です。その高さがよく分かります。そして次にチケット代です。こちらのチケットは片岡愛之助主演の六月花形歌舞伎、通し狂言鯉つかみのものですが、

一等席 13000円 

二等席 7000円 

三等A席 6000円 

三等B席 4000円

となっています。だいぶ席によってばらつきがありますが、後援会員は一等席のような大口のチケットをまとめ買いするようです。

0602kataoka

歌舞伎界のご贔屓筋に関する慣習?

後援会費をみただけでも、だいぶ特定の支援者に頼っていることが分かりますが、更に“ご祝儀”と言う慣習もあるようです。もうお亡くなりになりましたが、2007年に中村勘三郎の脱税が発覚しました。指摘されたのはご祝儀によるものや、後援会のチケット販売販売料の手数料隠しなどがあげられ、その額は1億円ちかくにのぼっていました。人気役者ではご祝儀だけで年間億を超すことも珍しくはないとされています。

そんなご贔屓筋から熊切あさみは嫌われた?

以前、市川海老蔵と結婚した小林真央が、だいぶご贔屓筋に叩かれたという報道がされていました。伝統的な歌舞伎の世界では、アナウンサーやアイドルのようなお嬢様は叩かれる傾向にあるのかもしれません。過去には中村橋之助の妻である三田寛子や、尾上菊五郎の妻である富司純子などはどうだったのでしょうか?やはり、それなりのバッシングを受けていたようですが、妻としてバックアップに徹したことで次第に評価が高まっていったようです。熊切あさみは、ご贔屓筋の合格点に達する事が出来なかったのでしょう。片岡愛之助も受け入れられないと分かって、見切りをつけたのかもしれません。

今後は、尾上松也と前田敦子が注目されますが、ご贔屓筋のお目にどうかかるのでしょうか?