野球プレミア12韓国戦の結果と感想。批判される小久保監督の迷采配。

11月19日(金)プレミア12の準決勝が開催されました。まさかこんな結末が待っているとは…誰も予想だにしない結果となってしまった日本代表。

結果は3-4の敗退。大谷投手が7回までも1安打無失点の快投をしていたにも関わらず、その後の継投で9回に3点差をひっくり返され4点奪われるという悪夢が起きました。

7回を終了した時点で勝利を確信し、TVを消していた方も多いかと思います。それ位、この試合の流れから敗退という文字は考えられませんでした。

一体なぜ、このような悲劇的な敗戦が招かれてしまったのでしょうか?

1 松井投手の不安定さ

小久保監督は松井投手をずっとクローざーとして起用していましたが、そもそも、松井投手の不安定さは一次予選の時からありました。球種も少なく、コントロールもばらつきがあり、ベネズエラ戦でも9回に逆転を許してしまいました。

そもそも松井投手はまだ経験も浅く、トップリーグでクローザーを務めるまでのレベルにない状態でした。松井投手がこの国際舞台でプレッシャーに負けていることは誰の目から見ても分かることでした。

現にyahooのコメントや2chでも、松井投手を起用するのは危険だ、見ていられないなどのコメントが多数寄せられています。要するに、素人からみても松井投手の不安定さは明らかだったのです。

2 小久保監督の迷采配

そして、正直敗戦は小久保監督の迷采配につきます。本当に迷采配ですよ。高校野球か!と突っ込みを入れたくなるような采配で、もう驚きを隠せませんでした。

そもそも、なぜ大谷投手を7回で変えたのか理解に苦しみます。せめて7回までだとしても、あれだけの戦力がいて則本投手を9回までひっぱる意味と、ピンチで不安定な松井投手を起用する意味が分かりません。

9回に則本投手が3連打を浴びますが、そもそも1本打たれた時点で交代するべきでした。ここでの交代は松井投手ではなく、牧田投手、増井投手、山崎投手あたりですね。

せめて、松井投手を起用するなら9回の頭から投げさせて、ランナー1人を出した時点で交代にしてほしかったですね。最後に出てきた増井投手があまりにもかわいそうです。

本当に理解に苦しむ迷采配です。監督1人で負けたというコメントが多いですが、それは素人からみても明らかなことです。

大谷投手がきれのあるストレートと変化球で圧倒的なピッチングをしていたので、ここの投手交代は本当に難しいのです。もっと細目の継投を考えるべきでした。

本当に選手がかわいそうですよ。

3 まとめ

この敗戦程、みすみす勝ちを逃したことも今までなかったことだと思います。しかも、国民感情的に一番負けてほしくない相手、韓国ですからね。

もちろんスポーツの世界ですから、この敗戦も仕方のない事ですが、それにしても悔しいです。

いや、本当に悔しいです。

こう思っている野球ファンの方々はたくさんいることでしょう。

開催国で相当なアドバンテージがあったにも関わらず、まさかこんな屈辱的な負け方をしてしまうとは…。

負けてしまったものはしょうがないですから、則本投手、松井投手をはじめ、代表選手にはこの悔しさをばねに来シーズン頑張ってもらうしかないです。

小久保監督はどこかに指導者の武者修行の旅に出てきて下さい。この采配では2017年のWBCは任せられません。サッカーのように指導者のライセンスのようなものがあれば…と思います。

今日の采配は、高校野球の夏の予選大会で舞い上がった監督が、てんぱってしまい後手後手の迷采配をとるのと同じレベルです。

プレミア12の総括についてはこちらの記事、野球プレミア12の結果と順位まとめ!WBC優勝国の全敗から考える。でも書いていますので良かったらご覧になってください。