センバツ2016の21世紀枠を過去の選出理由を分析し予想!

選抜高校野球2016の出場校予想を以前しましたが(記事:選抜高校野球2016の出場校を予想!関東勢に異変が!?)、今回の記事では21世紀枠の出場校を予想していきます。2001年からスタートした21世紀枠ですが、これまでの傾向から、どのような条件の高校が選出されるか予想していきたいと思います。

センバツ21世紀枠地区別出場校

21世紀枠はこれまで39校が選出されています。2001年から開始され、最初は2校の選出でしたが、2008年からは3校の選出となっています(2013年は4校)。それではまず、地方、県別に出場校の分布をみていきます。以下のグラフをご覧下さい。

2001年~2015年までの地区別センバツ出場校数
2001年~2015年までの地区別センバツ出場校数

グラフにしてみるとよく分かるのですが、東北、四国勢の出場回数が多いことがよく分かります。高校数が少ないにもかかわらず、出場校が多いのが特徴的です。逆に東海地区は高校数が多いにも関わらず、これまで2校しか選出がされておりません。この辺りの差については公表されていません。

センバツ21世紀枠県別出場校数

次に県別の出場校数をまとめていきます。

3校 北海道 宮城県 島根県

2校 福島県 新潟県 愛知県 愛媛県 徳島県 和歌山県

1校 秋田県 山形県 栃木県 千葉県 東京都 山梨県 石川県 滋賀県 兵庫県 大阪府 高知県 香川県 山口県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県

となっています。これまで26都道府県からの出場がありました。ですの21都道府県からはまだ選出されたことがないことになります。もちろんまだ39校しか選出されていませんので、全ての都道府県を網羅することはできませんが、0校か3校ではかなりの偏りがありますね。

センバツ21世紀枠選出理由の内訳

次に、21世紀枠の選出理由の傾向について分析してました。分析にあたっては、環境、学問、伝統、課外活動の4要因に理由を分類し、総数と比率を算出しました。

21世紀枠選出理由
2001年~2015年までの21世紀枠選出理由

環境は、過疎地域であったり、地元密着であったり、後は練習環境の不十分さといったものがありました。この要因が最も多かったですね。北海道や東北、四国の出場校が多くなる理由は、環境に占める選出理由の割合が大きいことが考えられます。これは2006年までは非常に顕著でありましたが、それ以降は選出理由の偏りも少なくなっているように思われます。

次に多かったのは学問に関する理由です。こちらは進学率が高かったり、文武両道という理由であったものが含まれます。環境が厳しく、文武両道であれば、選出率が高くなることが分かります。最近は学問がより重視されている傾向にあります。

伝統も学問と同等位あがりました。創部100周年以上の高校は選出の確立が高まります。環境が厳しく、文武両道で、更に伝統校であれば相当な確率で選出されるでしょう。

あと、課外活動が重視されることもあります。地域活動であったり、被災地支援のボランティア活動のようなものが評価の対象にあがっていました。高校生の模範となる行動というは選出において重要になるのでしょう。

成績は大会での野球の成績です。1校だけこの成績のみの表記がありました。これはほとんどの場合、相対条件であり、絶対条件ではない事が多いです。ある程度の成績を収めていれば、それよりも上記の4要因、高校生の模範的な姿勢を評価されます。

2016年に狙い目な地区と県は?

今までの傾向をみていると、環境が厳しい地区からの選出が高いように思われます。また、選抜高校野球2016の出場校を予想!関東勢に異変が!?の予想校以外で、出場の決まっていない都道府県から選ばれることも考えられます。

そうすると、東北は青森勢だけなので21世紀枠で1校、北信越地区も福井勢だけなので21世紀枠で1校、中国地区も2校だけの選出の確立が高そうなので21世紀枠で1校となると予想します。

特に中国地方はそろそろ鳥取県からの選出があっても良いように思われますね。

いかがでしたか?2016年の具体的な21世紀枠センバツ出場校についてはまた候補が出そろってから、この要因別に分析していきます。

追記 続きはこちらの、選抜高校野球21世紀枠の出場予想!2016年の候補ベスト5!で書いています。