WBC2017強化試合メキシコ戦の放送をみて感じた嫌な可能性。

本日からWBC2017年の開幕に向けて、侍ジャパンの強化試合が始まりました。初戦の相手はメキシコ。強化試合は練習試合の位置づけですので、いろいろ試している段階ではありますが、強化試合の放送をみて感じだのは、大きな課題が残った試合となったということでした。

1試合では判断できませんが、私が個人的に感じた課題について書いていきたいと思います。

試合結果

まず今回の試合結果から見ていきましょう。

スコアはメキシコ7×3日本でした。日本敗戦です。WBCの強化試合で、これまで4点差以上つけられて破られたことってあまり記憶にありません。

投手成績は以下の通りです。

メキシコ戦投手成績

侍ジャパンオフィシャルサイトから転載

打者成績は以下の通りです。

メキシコ戦打線

侍ジャパンオフィシャルサイトから転載

実際に強化試合をTV観戦していましたが、まぁ、打線は打てる気がしないし、投手は要所で決め球を打たれるし、強化試合の初戦とは言え、2017年の開幕に向けて何とも不安の残る試合になってしまったと感じました。

ここからは、個人的に感じた侍ジャパンの課題について書いていきたいと思います。

1、湿った打線

なかなか打てませんでしたね。もちろん、相手投手順が1イニング1人くらいのペースで投手交代をしてきたこともあるとは思いますが、5安打に終わってしまいました。

ヒットがなかったのは、2番秋山選手、3番山田選手、4番中田選手、7番松田選手。やっぱり上位打線が打てないと得点に繋がらないですね。

特に気になったのは、明らかにタイミングがあっていなかったりと、アウトになるにしてもどん詰まりのゴロやポップフライが多かったことです。

確かにメキシコ投手陣は独特な投球フォームの選手も多く、球筋も綺麗とは言えない投手も多かったので、外国人投手に慣れていないという部分もあったのでしょうが、根本的には振れてないのでしょうか。春先になればもっと振れてくるのだと思いますが、

私が考える打順としては、2017年WBC侍ジャパンのスタメンを予想する。最強メンバはーこれだ!でも書いているのですが、今シーズンの成績からしても、中田選手は代打に回した方が良いのでは?というのが持論です。

いつも負けるときは、打てないで負けることがほとんどです。長打はいらないので、打線のバランスを考えて菊池選手を入れて、今のメンバーなら山田選手か内川選手をDHと1塁種に回した方が良いなと思います。あと三塁手はできたらヤクルトの川端選手、DHで角中を招集してほしいですよね。

バットコントロールの上手い打者を中心に打線を組んだ方が良いように思います。

2、立ち上がりの悪い投手陣

投手陣も立ち上がりの悪さがとても気になりました。武田投手も初回に連打を浴びて、千賀投手、山崎投手も変わった直後に打たれています。

もちろん強化試合で調整中のため、参考にはなりませんが、どこかぱっとしない雰囲気があったのは確かです。決め球を簡単に打たれてしまうのは結構気になりました。

あと、また山崎投手が打たれてしまい、クローざーに一抹の不安が出てきました。プレミア12でも紀元投手を抑えにまわした結果、打たれてしまったという経緯もあり、今後の采配に大きな影響を与えそうですよね。

しかし、WBC公認球に慣れていないという部分も大きいので、11月中の強化試合における投手陣の内容はあまり参考にならないことも考えられます。

3、采配の不安

もちろん強化試合だからという前提はありますが、中田選手を4番に起用しているあたりが、謎の采配でした。

シーズンの成績を考えたら、絶対に筒香選手だと思ったのですが、中田選手にそこまでこだわる理由が見当たりません。

首脳陣は、現在指導者の立場として活躍しているコーチも多いですが、肝心の小久保監督に経験がないという所は不安が大きいですよね。正直。小久保監督を責めるつもりは全くありませんが、不安があるのは事実です。

これまで王監督、原監督だったりと、優勝経験のある監督が采配を務めていたことは大きかったのではないでしょうか。ここ一番での勝負勘というのでしょうか。やっぱりそういうのが働くかどうかというのも大事なことですよね。

個人的には栗山監督を希望します。

4、一次リーグ敗退の可能性

一番怖いのはここなんです。初戦キューバ―、次戦オーストラリアといずれも敗戦経験のある国々です。前回は確実に勝てる中国、ブラジルが同組でしたので、キューバに敗れても2位通過できましたが、今回は実力が拮抗しています。

しかも東京ドームですから、打たれると簡単にホームランになってしまいます。

パワーのある外国人打線に、一発攻勢を浴びてしまうと結構厳しい試合になるので、特に投手陣の出来が勝敗を左右することが考えられます。

メディアは過去最高のチームと煽りますが、私は全くそうは思いません。2006年、2009年のメンバーの方が間違いなく強力だったと思います。

今後も強化試合の放送をチェックし、分析していきます。

WBCのチケットをゲットするなら、WBC2017のチケットの値段は高すぎる?発売日までに準備すること。も良かったら参考にして下さい。