サッカー日本代表シリア戦感想。選手採点もしてみました。

10月8日にワールドカップ二次予選シリア戦が終了しました。シリアは勝ち点9、日本代表は勝ち点7で、引き分け以下だと自力での1位進出はなくなるという状況でした。二次予選自体はまだまだ序盤ですが、二次予選位で苦戦していては本大会いや、三次予選の進出すら厳しいです。この記事ではシリア戦の感想を選手採点なども交えて書いていきます。

日本代表スタメン

先発メンバーは原口以外はいつもとお馴染みのメンバーですね。

出展 http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=11757
出展 http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=11757

試合は無観客試合か?と思わせるほど閑散としていました。この理由は分かりませんが。シリアは最近ISや難民のニュースなど、あまりポジティブなニュースがないので、少し応援したい気持ちになってしまいますね。

苦しい前半戦

前半戦は0-0で折りかえしました。チャンスらしいチャンスをほとんど作れませんでしたね。日本は右サイドの本田選手を中心にサイドからのクロスで得点を狙いますが、シリアの方が身長が高いのもあり簡単にクリアされています。枠内のシュートはほとんどなく、得点が入る気がしない状態でしたね。

シリアはシンガポール程ひいてはいませんでしたが、勝ち点で有利にあることから、引き気味で日本の攻撃を封じこめてきます。

またシリアの攻撃陣はなかなか強力カウンター気味で突破されることが何回かありひやっとするシーンもありました。GKと一対一のシーンもあったりと、どちらかというとゴールの匂いがあったのはシリアの攻撃陣の方でした。

原口選手はせっかく起用されているのだから、もっとドリブルで切り込んでほしかったのですが、自陣でボールを奪われたりと精彩をかきました。

一番ドリブルしていたのは長谷部選手なのではという位、FW陣はドリブル突破をしていきませんでした。

縦の展開で突破口を開いた後半

後半はなるべく立ち上がりすぐに得点がほしいところでした。立ち上がりから積極的に縦にボールを展開していくようになりました。後半10分、中央付近の長谷部選手から岡崎選手へ縦のロングフィードのパスがわたります。岡崎選手がペナルティエリア内でボールを受けると、相手の激しいタックルにあい、PKを獲得しました。

PKを本田選手がおちついてゴール左隅に決めて日本が1点を先制します。前半はサイドアタックが中心でしたが、後半に入り縦の展開を積極的にしていったのが功を奏したのかもしれません。

いずれにしろほっとしました。

後半20分辺りから原口選手が下がり宇佐見選手が投入されました。先制点をとったのもあり、この時間帯から日本の突破が目立つようになりました。

後半25分には香川選手が左サイドを崩し、ゴール前のグラウンダーの速いパスを岡崎選手が詰めて2点目を奪いました。これは良い切り崩しでした。先制点選手後から手薄になったDF陣を見事に崩しました。

もうここからは日本のペースでしたがなかなか点を奪えない時間帯が続きます。日本代表DF陣はシリア攻撃陣を高さも含めてしっかりと封じこめていました。

後半35分には香川選手が下がり清武選手が投入されました。

後半38分にはペナルティエリア外からのFKを西川選手がブロック。これはナイスプレーでした。

後半39分には岡崎選手が下がり、武藤選手が投入されました。

この時間帯辺りからシリアの攻撃陣が猛攻をしかけてきます。日本代表は自陣内でのプレーを強いられます。

しかし後半43分にダメ押しの3点目を宇佐見選手が決めてくれました!

そして3-0で試合終了!日本勝利です!

管理人の勝手な採点

*素人の個人的な感想兼採点ですので、評論家とは大きく異なると思います。

スタメン

GK 西川周作  5.5 一対一の場面ではしっかりプレッシャーをかけ、FKはしっかりブロックていました。
DF 長友佑都   5.0 パスミスが目立ちました。もっと突破がほしいところです。
DF 槙野智章   5.5 前半は少し突破されることがありましたが、よく守ってくれました。
DF 吉田麻也   5.5 高さでもシリアに負けませんでした。
DF 酒井高徳  5.0 あまり目立たなかったですね。もっと突破がほしいところです。
MF 山口 蛍   5.5 随所で相手の攻撃陣を封じていました。
MF 長谷部誠 6.0 随所にドリブル突破も。先制点のきっかけとなった縦のフィードなど、チャンスを演出した。
MF 香川真司 5.5 2点目を演出。サイドからのクロスが中心で、もっとシュートを打ってほしかったですね。
FW 本田圭佑 6.0 先制のPKを落ち着いてゴール。随所にチャンスを演出していました。
FW 原口元気 4.5 ドリブル、パス共に精彩を欠いていた。
FW 岡崎慎司 6.5 先制点のPK獲得と二点目のゴールなど、FWの役目を果たしていました。

途中出場

FW 宇佐見貴史 6.5 宇佐見選手が入ってから活性化し、ゴールも奪いましたね。ナイスプレーです。

MF 清武弘嗣 出場時間が短く採点不可

FW 武藤嘉紀 出場時間が短く採点不可

総括

前半戦は苦しい時間帯が続きましたが、後半に入りゴールを奪うことが出来ました。縦への展開が増えてからの突破だったと思います。日本代表が得点できないパターンとして、サイド突破のみに攻撃が依存していくということがあげられます。クロスをあげるが、結局中央で受け取れない…そんなサイクルをよく目にします。

前半戦は今日もか…と少し思ってしまいましたが、後半に入り縦の速い動きが多くなかったことで試合が動きました。途中出場の宇佐見選手が良いアクセントになっていました。宇佐見選手はスーパーサブ的な起用も悪くないですね。スピードと思い切りがあって試合の流れを変えられる選手です。

今日は岡崎選手がMVPです。FWらしい仕事をしっかりしてくれました!本田選手、長谷部選手も良いプレーが多かったように思います。

これで一位になりましたね。ワールドカップ二次予選の次戦は11月12日にアウェイでシンガポール戦です!3点差以上の勝利を期待します。その前にイランとの親善試合がありますので、こちらも勝利を飾ってほしいですね。