選抜高校野球2016の発表から出場までにかかる費用を予想!

選抜高校野球2016の出場校の発表は1月29日です。発表時間は15時で、順に出場が決まった高校の校長先生のもとに電話がかけられます。この連絡は結構非情で、21世紀枠などで候補に挙がっていても、出場の32校に含まれないと一切の連絡が来ないようです。

しかし1月29日に決定し、3月11日に抽選会という予定になるのですが、結構期間が短いですよね(大会日程はこちらから)。もちろん夏の大会は2週間位しかないのでもっと短いのですが、準備にあたる方々には相当な負担になることが予想されます。

この記事では、発表から実際の出場までにかかるお金の話などの裏話について書いて、最後に、2016年の選抜高校野球に出場する高校の費用は一体どれくらいかかるか予想します。

1 何にどれ位お金がかかるのか?

1月29日に晴れて甲子園出場が決まっとします。ではここから抽選日の3月11日までに一体どれ程のお金がかかるのでしょうか?

まず、大会までにユニフォーム、バッグ、ベンチコード、スパイクなど、道具を新しいものに変える必要があります。有名校ならスポンサーがつくのですが、初出場の高校などにはつかない可能性も高いです。これだけでもかなりお金がかかりそうですよね…。ベンチ外の選手も含めると、数百万円かかる場合もあるようです。

しかしこれはまだ序の口であります。ではこれらの道具が揃い、いざ試合を迎えるとなります。

選手の滞在費についてはまた後で書きますが、とんでもなくお金がかかるのは、アルプスタンドを埋める応援団にかかる費用です。

応援団の交通費、グッズ代、ご飯代、入場チケットなど全てを負担しなくてはなりません。仮に関東の高校が2回戦まで進出することを前提に、1000名分の応援団費を負担するとなると、まず、交通費だけで1000万円以上かかる計算になります。さらにクッズ代、ご飯代、入場チケットなどもろもろを合わせると1500万円以上はかかってしまうことになります。

恐ろしい費用です。

2 補助はあるのか?

選抜高校野球に出場するとなると、流石に高野連からの補助があります。

が、しかし、選手18名+、部長、監督の20名に対して、抽選日の3月19日から、1日あたり3000円の補助が出るという、それだけです(あと旅費も出ます)。

これだけではどう考えても足りないですよね?

あとは、寄付で賄うことがほとんどになります。

選手の滞在にかかる費用は、食費なども含めたら、相当かかります。1日あたり宿泊費+食費で1人10000万円だとして、20名分+補助5名、1日25万円、これが10日続くと250万円ですね。実際には移動にかかるバスのチャーター、試合当日の飲み物代などもっとかかります。全く補助だけでは足りないことが分かります。

3 創立が浅い高校は大変なことに…

ほとんどの高校では在学生の資金力だけでは賄いきれないので、OB・OG会などの後援会からのバックアップで資金を集めます。

伝統校はそれだけ、バックにいる人数が多いので寄付も集まりやすいのですが、創立が浅い高校は資金集めに大変苦労しそうです。

また私立校であれば資金も作りやすいかもしれませんが、公立校は大変ですよね。

4 まとめと予想

いかがでしたか?甲子園に出場すると相当なお金がかかることが分かります。選抜高校野球2016に出場する高校も相当な負担になることが予想されます。

関東の高校を想定した場合は、だいたい1試合あたり1200万円程の費用がかかると予想します。甲子園に出場するという事はこんなにも大変な事なのですね。